足湯と相撲とパン

musicauac2008-03-12

100円ショップで買ってきたのは、少し深めの台所用水切り。じゃない洗い桶。外から帰って来たときに、足を洗うために。
小さい時は、外から帰った時とか、夕方にお風呂の代わりに?洗っていた。昔なんか家にお風呂のある家なんてほとんどなかった。少なくとも近所のお家には。その頃は、雑巾がけに使っていたバケツだったと思う。足も小さかったし、両足入れてふくろはぎの下の部分までお湯にしばらくつけて、あったかくていい気持ち、と思っていたよ。
そうそう、友だちの家にTVがあったので、小学校の帰りにお相撲を見せてもらっていた。きょうの好取組を頭の中で再現しながら、足をあっためていたっけ。何かの折に、母が「○○ちゃんのところへ、いつも相撲を見せてもらいに行っているので、御礼のオセーボを持っていったよ。」と言ったのを聞いてから、TVを見に行かなくなった。「余分なお金を使わせてしまったんだなぁ。」と思ったから。
いま書いていて、思い出したんだけれど、同じような感じを持ったことがもうひとつあったんだ。小学校で社会科見学として新聞社へ行くことになった時、母に「お弁当にはパンがいい」と言ったんだ。お弁当のときにワクワクしながら包みを解いたら、菓子パンが2個入っていた。僕の好きなメロンパンとジャムパンだった。最初は「あれーっ」と思った。僕はサンドイッチが入っていると思っていたから。△△君が遠足の時に持ってきていたようなサンドイッチが。母に「パンを」と言っていた私の頭の中にはサンドイッチが浮かんでいたから。
その時も「余分なお金を使わせてしまったんだなぁ。」と思った。ただ「お弁当がいるんだ」と言えば、兄たちが持っていくお弁当を、ちょっとだけ余分に作るだけで済んだのだから。ご飯とちくわや根菜類を煮たものが入ったお弁当を。
でも私を育てるために、余分なお金を使わせてしまったことはイッパイあったんだろうなぁ。ただただ感謝です。